2020年の日本サッカー界の展望

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
もし過去に見てくださっている方がいましたら、今年もよろしくお願い致します。


年末年始は忙しく日記を書けなかったのですが、少し振り返りたいと思います。
まずはE-1。惜しくも日本代表は韓国に負けて準優勝でした。
日本は3バックでしたね。私は日本のストロングポイントである2列目の枚数を減らすのに疑問を抱いているのですが、やはり過去の発言通り、森保監督は日本人は3バックが一番合うと思っているようですね。相手のレベルを考慮する必要はありますが、東京世代の選手が多かったですし、所属クラブが3バックの選手も結構いたので、予想よりも急造チームの割には完成度が高く驚きました。
もちろん優勝を目指していたでしょうが、正直森保監督の心情は、結果よりも選手の選定と戦術の理解を高めることの方が優先度は高かったのではないでしょうか。これまでの選考では呼ばれる機会の少なかった相馬選手や古賀選手が引き続きU23選手権にも招集されたのは森保監督を満足させたのでしょう。特に相馬選手は左右で起用され、ある程度活躍をしたので、一気に序列が高くなったのではないでしょうか。そしてそれは年末に行われた親善試合ジャマイカ戦も同様で、メンバーを見る限り、こちらに呼ばれた選手の方がさらに序列が低いところからのスタートだったと思いますが、その中で結果を残した旗手選手を含む、森保監督がもう一度見たい選手が選ばれたのでしょう。


U23選手権は本来オリンピック出場をかけた大事な公式戦ですが、ホスト国のために負けても問題ありません。その中で日本代表はどのような戦いをするのか楽しみです。
前から疑問なのですが、個人的に森保監督の人選ってバランスが悪いんですよ。杉岡選手のコンディションが分かりませんが、遠藤選手、菅選手と左WBが3人もいます。左CBは町田選手と古賀選手がいますし、それなら岩田選手や原選手など右CBの方がバランスが良いと思うんですけどね。ニュースを見ると、紅白戦も杉岡選手などフリーマンを置き、足りないポジションはコーチが務めたみたいです。そういう人選の部分を会見で監督に聞くのはダメなんですかね。最近はポリバレントな選手が多くいますが、単純に同ポジションに2人選手を選ぶ方が納得できます。例えばSBは両サイドできる選手を1人選んで、攻撃の枚数を増やすとかであれば分かるんですけど。
果たしてこの中から本番に何人呼ばれるのか。森保監督は現段階でポジションは未決定だがOAを呼ぶ可能性は高いと仰っていました。個人的にはOAは必要ないと思っていたので少し残念ですが、コパ・アメリカのときの川島選手や岡崎選手のように、精神的にもチームをサポートしてくれる選手が必要だということでした。
ただ、興味深いのは、違う番組では実際にOAとしてアテネオリンピックに出場した小野選手がOAは必要ないと言っていました。少ない期間で融合は難しいと。そうならないために森保監督は既にA代表に東京世代の選手を招集しているのかもしれませんが、豊富なタレントがいるこの世代だけで勝負してほしいのが私の希望です。


Jリーグマリノスが優勝しました。おめでとうございます。
1年を通して超攻撃チームを貫き、結果はもちろん内容も素晴らしく、観ていて面白い素晴らしいチームだったと思います。チアゴ選手など主力メンバーの残留も決まり、早速来シーズンに向けて有名選手や、知る人ぞ知る良い選手を何人も獲得しているので、少し早いですが来シーズンも優勝候補といっていいのではないでしょうか。
大型補強といえば鹿島アントラーズ。鈴木選手や安部選手を失ってなお3位というのはさすが鹿島だと思うのですが、さすがにこれまでの基本的には選手を育てるやり方だけでは厳しいと判断されたのでしょう。メルカリが買収し、監督が変わり、これまでないほどの大型補強ということで少し不安がありますが、ジーコ氏が引き続きチームに残るということなので、基盤が崩れることはないのかなと思います。
そして神戸が天皇杯を優勝しました。おめでとうございます。ACLイニエスタ選手を観れるのは日本だけじゃなくアジアにとって良いニュースですね。決勝も鹿島が怪我人が多く万全の状態ではなかったにせよ、スコア以上の差があったと思います。神戸のことですからACLに向け来シーズンも大型補強をするでしょう。ただACLにも当然外国人枠があるので、可能性は低いでしょうが地元である香川選手が神戸へ戻り、自身の憧れであるイニエスタ選手と共演となれば、日本はもちろん世界中が注目しますよね。結構ここに書いた私の希望が叶ったりするので、あえて書いておきました(笑)


まずはU23選手権。チームの優勝はもちろんですが、個人としても既に海外でプレーしている選手、それからOAを考えると本当に枠は少なく、今回でどれだけ森保監督に、そしてサポーターである我々にアピールできるか。色々なプレッシャーがあると思いますが、それを乗り越え、戦える選手は誰なのか、注目したいと思います。