オリンピック延期について

最近はコロナウイルスのせいで全てのイベントが自粛モードとなっており、つまらないですねー。特に私はスポーツ観戦くらいしか趣味がないもので、大変つまらない日々を過ごしております。早くJリーグ復活しないかなー。
そしてついに、オリンピックが延期となってしまいました。まあここ最近の世界情勢を考えると当然だとは思いますが。そこで気になるのは中山選手など最年長組がどうなるのか。そもそも何故オリンピックはU23なのか知らなかったので、調べてみました。
オリンピックは元々アマチュアの大会だったそうで、プロの参加は認められていませんでした。それが1970年代からアマチュア限定という規則がなくなったのですが、既にW杯という人気コンテンツを築いていたFIFAが反発。人気コンテンツであるW杯の存在意義が薄まるのを恐れ、両組織の妥協案が【U23】なのだそうです。


たださすがに最年長組は出れるでしょう。本来は出場資格のある選手なのですから。それより問題はOAでしょうね。オリンピック前に延期を発表したユーロとコパアメリカの日程との調整がどうなるか。ヨーロッパ、それから南米の参加国がOAを呼べないのであれば、特例で今大会はOAなしになるかもしれません。
個人的には延期前からOAなしで挑戦してほしいと思っていたので、もしそうなれば私にとっては朗報です。観たい選手がたくさんいますから。


そんな中、森保監督がA代表に専念するというニュースを見ました。オリンピック延期により兼務が難しくなったとのことです。おそらく森保監督不在時に指揮をとっていた横内コーチが監督になるのでしょうし、この世代は横内コーチが指揮をとったことの方が多いですから、色んな意味で森保JAPANと変わらないのではないでしょうか。


まずは再びサッカーを含む様々なイベントができる日が来ることを願っています。

 

代表監督に戦術は必要か?

突然、突拍子もないことを言いますが、これを見てくださった方は代表監督に戦術が必要だと思いますか?当然ですが、監督には自分の戦術、システムを持っています。そして選手にも自分の得意な戦術、ポジションがあります。最近の日本代表を観ていて、仮に代表監督に戦術がなかったら、果たしてどうなるのかを考えるようになりました。


森保監督は広島時代から3-6-1というシステムを使用します。そして状況によってボランチの1人が最終ラインに降りて俗にいう可変式という戦術を多用します。オリンピック世代は発足当初からこのシステム、戦術で戦い、A代表も昨年末からそうなりつつあります。海外組が招集されたらどうなるかは分かりませんが。
で、一番大事な部分なのですが、あくまで私見ですが、チームとしての機能しているところをあまり見たことがありません。先日ブラジル相手にアウェイで勝利した試合も私的にはチームとして勝ったというより選手の能力で勝ったように感じました。
ミドルシュートが多いんですよね。ブラジル戦も先日のU23選手権のゴールもすべてミドルシュートでのゴールです。決してミドルシュートがダメだとは言っていません。この世代のシュート精度が良いということですし、ゴールへの意欲が高いとも言えます。
でもそれって結局選手の能力が高いだけでチームの攻撃とは言えないと思います。実際見ていないですが容易に想像できるのが、「積極的にシュート打っていこう」とおそらくチームとして話しているのではないでしょうか。そんなのはチームとしての戦術ではなく小学生を指揮しているコーチですら言っていることです。そもそも森保JAPANがどういう攻撃をしたいのかすら分かっていませんが、チームとして崩しての得点をここしばらく見ていないのがとても不安に思います。


そもそも代表とクラブの監督の役割は違うと思います。代表監督の方が圧倒的に時間が足りない。海外組が多い島国であれば尚更だと思います。ここで本題なのですが、果たして代表監督に戦術は必要なのでしょうか。異なる武器を持った選手がたくさんいるのですから、戦う相手によって最善の戦術、システムで戦った方が効率的ではないかというのが今回のテーマです。
例えば、現在戦っているW杯アジア2次予選の相手は、チーム全体で引いて守ってカウンターを狙ってくるチームがほとんどです。実際に失点はしていませんが、カウンターから危ないシーンが多々ありました。日本はパス、ドリブルで崩そうとしていましたがほとんどの選手が自陣に戻り真ん中を固めている相手では個で勝ってようがさすがに崩すことは容易ではありません。アウェイだとピッチコンディションが悪いので、尚更だったと思います。
真ん中を固められているのであれば、サイドから崩せばいい。昔の日本代表はパワープレイが苦手でした。ただ最近は身体能力の優れた選手がたくさんいます。海外組も増え日頃から外国人選手と切磋琢磨しているわけですから、対アジアの場合はむしろパワープレイを武器にする時代がきたのではないでしょうか。

CB
吉田 冨安 植田 立田 渡辺
SB
酒井 橋岡 杉岡 町田
SH
伊東 仲川 相馬 遠藤
FW
大迫 南野 鈴木優磨 オナイウ

ぱっと思い浮かんだ選手を羅列しましたが、DF・FWには高さがあり競り合いが強い選手を配置し、ひたすらサイドから攻撃を仕掛ける。時間に限りのある代表期間の練習ではセットプレーの練習を行い、FKやCKの精度を磨く。日本代表の公開されている練習を見ると、戦術の確認やシュート練習をしていますが、私にはそれが実際に試合で出来ているとは思えません。それならばシンプルな戦術でその戦術にあった選手を起用した方が良いのではないでしょうか。
逆にヨーロッパや南米相手だと、スピードや高さよりもドリブルやパスワークが有効となるのではないでしょうか。

CB
昌子 畠中 岡崎
SB
松原健 菅原 

MF
柴崎 大島 田中碧
中島 堂安 三好 安部 久保
FW
永井 浅野 前田

テクニックのある繋げる選手を羅列しました。FWは正直テクニックのある選手ではないですが、スピードがあり前からプレスをかけられる選手を配置し、相手のDFラインを下げ中盤のスペースをあけることによって、ドリブルやパスワークが効果的になると思いこのメンバーにしました。それこそミドルシュートも打ちやすいですし。
相手によって試合のプランを立て、そのプランに適した選手を招集する。もしくはある程度どのプランにも適用できる人選をする方が効率が良いと思うんですよね。


というのはちょっとした冗談でした。そんな簡単な話ではないことは分かっています。ただ、なぜこんなことを言ったかというと、森保監督のスタメン選考を見ていてもプランが分からないんですよね。どういう意図で選手を配置しているのかが良くわからないんですよ。私的には森保JAPANはバランスが悪い。
私の中で選手は「使う」選手と「使われる」選手に分けられます。柴崎選手は「使う」選手で岡崎選手は「使われる」選手になります。チームをつくるにはどちらのタイプもバランスよく必要だと考えています。ただ、今の代表、特にU代表はとにかくバランスが悪く見えます。コロンビア戦の久保選手堂安選手三好選手の「使う」選手を3枚並べて森保監督はどうしたかったのでしょう。U23選手権もそうです。食野選手と旗手選手のシャドーも私的には気持ちが悪い。どちらも間違いなく良い選手です。ただ、片方は「使う」森島選手を配置した方がバランスが良くなっていたと思います。


要は森保監督はシンメトリーのチームを作るんですよね。WBを杉岡選手と橋岡選手にしたり同じタイプの選手を配置するんですよ。シンメトリーなのにバランスが悪いというなんとも矛盾したことを言っているのは自覚しております(笑)
ただ、これだけは言っておきますが、私の思う強いチーム、そして観ていて楽しいチームはアシンメトリーのチームがほとんどです。

東京オリンピックメンバー予想①

U23選手権をまさかの1勝もせずに予選敗退で終わってしまった森保JAPAN。解任論が出てもしょうがない内容だったのは本人も認めておりますが、この時期に解任して考えられるのはコーチの昇格か技術委員長が代替となる可能性が高いでしょう。ただ、どうやら解任は現段階でない模様ですね。
今回はあえて森保監督のことを擁護しようと色々考えたのですが、最終的に結局森保監督への不満になってしまうことが多々ありました。
まず最初に思ったのが、今回のチームでリーダーとなる存在がいなかったというのはあると思います。難しい時間帯にチームを引っ張れる選手がいなかった。渡辺選手は昨シーズンの実績でいえば文句なしですが、まだまだ森保JAPANとしては日が浅い。この世代は過去最高の招集人数のようで、たくさんの選手を観れた、世界を経験させたという
メリットはあるものの、逆に言うとチームの核を担う選手を育てきれなかったと感じました。まあ核を担う選手が海外に移籍したというのは考慮しなくてはなりません。また国内の選手も既にチームで主軸の選手が多く、リーグで疲労しコンディションが万全ではない選手が多々いたのも事実でしょう。
ただ、それにしてもチームとしての完成度があまりにも低いと感じました。森保監督がチームとしてどう守備したいのか、どう攻撃したいのかがよく分からない。元々攻撃は選手の感覚主義という話は聞いていましたが、今回の全得点もチームとして崩しての得点ではなく選手個人の力でのミドルシュートのみ。練習風景を見ると、クロスからのシュートなど攻撃パターンの練習をしていますが、そのパターンを今大会で何回実践できていたんでしょう。私には食野選手と相馬選手の個人技頼みにしか見えませんでした。
そして守備。人はいるのに誰もボールに行かずラインを下げ失点する。初戦前半に失点しなかったもののそういうシーンがありましたが、後半全く同じパターンで失点してしまいました。おそらくしているのでしょうが、森保監督が試合中に修正し、チームを立て直した記憶が私にはあまりありません。松木さんも言っていましたが、最終戦の1人少なくなり、森保監督の不本意であろう4ー4-1が今大会で一番機能していたと私も感じました。また、いまに始まったことではないですが、あれだけ素人が見ても分かるくらい選手が疲労困憊してるなか、毎度の如く後半残り5分まで交代を残す意味も私には理解できませんでした。VARや選手の想像しがたいミスもあり、多少なりとも不運な部分もありましたが、それにしても悲壮感しかありません。せっかく良い選手がたくさんいるのに、このままではもったいないことになってしまいます。


森保監督はこれからも3バックを貫くのでしょうか。日本人に一番合うシステムとお考えのようですが、少なくともこれまでの代表を見て実感したことはありません。攻撃を選手の想像力に任しているのであれば、せめて攻撃の枚数を増やしてほしいです。森保監督は守備的にするために3バックにするわけではないと言っていましたが、杉岡選手と橋岡選手のWBでは守備的になるのは至極当然だと思います。
今大会で選手の序列が森保監督の中でどう変化したのか。GKの大迫選手は怪我がない限りは確定でしょう。残り1枠を小島選手と谷選手、それから可能性としてOAで川島選手などが争う感じでしょうか。

これまで多く招集されてきた立田選手や町田選手は大会前当確だと思っていましたが、分からなくなったような気がします。渡辺選手をゲームキャプテンに任命しましたし、岡崎選手は後ろから繋いでゲームを創れますし。冨安選手はクラブとオリンピックに出場する契約を結んでいるので確定。MFで登録されるかは分かりませんが板倉選手も確定でしょう。となると残り1枠か2枠を争うことになります。
杉岡選手も主軸の1人でしたが、今回はあまり活躍することはできませんでした。まあ実践から遠ざかったいましたからね。逆にその状態でも招集されたのは、信頼が厚いのでしょうか。SBにしろWBにしろ本番で呼ばれるのは3名か4名。全試合に出場した橋岡選手はほぼ確定だと思います。
中盤は中山選手は確定でしょう。田中碧選手もほぼほぼ当確かな?ただ柴崎選手のOAが噂されているので、そうなるともうその3人で決まりですかね。そして日本の武器である2列目。堂安選手と久保選手は確定でしょう。とすると残り1枠か2枠。これまで主軸であった三好選手は怪我の影響もあり最近は出れていません。かつレフティーが既に2人もいるので、正直なかなか難しいかなと思います。まあ私的にはとても気持ち悪いことになっていたのですが、森保監督はコロンビア戦でレフティー3枚を同時に配置していたので、まだ分かりませんが。筆頭は食野選手ですかね。ただ相手が相手だったので難しいですが、ジャマイカ戦は安部選手がバルサ流の守備の仕方をチームに浸透させたという情報があり、不安のある最近の森保監督の采配を考慮すると必要な人材だと思います。実際アジアカップも乾選手がベンチから指示を出していたようなので。
FWは大迫選手が噂されており、クラブも容認したとのニュースがありました。違うタイプとして前田選手はほぼほぼ確定だと思います。となると、小川選手か上田選手のどちらか1人になるのではないでしょうか。私は2人の2トップを見てみたいし、相性は良いと思うのですが、実現は難しそうですね。みなさんはどちらを選びますか?最近結果を残しているのは小川選手。ただ森保監督の中では上田選手の方が一歩リードしているようで、大事な試合は上田選手がスタメンのことが多いです。


次回は、もし自分が監督だったらこうしてこうしたいという妄想を書きたいと思います。

2020年の日本サッカー界の展望

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。
もし過去に見てくださっている方がいましたら、今年もよろしくお願い致します。


年末年始は忙しく日記を書けなかったのですが、少し振り返りたいと思います。
まずはE-1。惜しくも日本代表は韓国に負けて準優勝でした。
日本は3バックでしたね。私は日本のストロングポイントである2列目の枚数を減らすのに疑問を抱いているのですが、やはり過去の発言通り、森保監督は日本人は3バックが一番合うと思っているようですね。相手のレベルを考慮する必要はありますが、東京世代の選手が多かったですし、所属クラブが3バックの選手も結構いたので、予想よりも急造チームの割には完成度が高く驚きました。
もちろん優勝を目指していたでしょうが、正直森保監督の心情は、結果よりも選手の選定と戦術の理解を高めることの方が優先度は高かったのではないでしょうか。これまでの選考では呼ばれる機会の少なかった相馬選手や古賀選手が引き続きU23選手権にも招集されたのは森保監督を満足させたのでしょう。特に相馬選手は左右で起用され、ある程度活躍をしたので、一気に序列が高くなったのではないでしょうか。そしてそれは年末に行われた親善試合ジャマイカ戦も同様で、メンバーを見る限り、こちらに呼ばれた選手の方がさらに序列が低いところからのスタートだったと思いますが、その中で結果を残した旗手選手を含む、森保監督がもう一度見たい選手が選ばれたのでしょう。


U23選手権は本来オリンピック出場をかけた大事な公式戦ですが、ホスト国のために負けても問題ありません。その中で日本代表はどのような戦いをするのか楽しみです。
前から疑問なのですが、個人的に森保監督の人選ってバランスが悪いんですよ。杉岡選手のコンディションが分かりませんが、遠藤選手、菅選手と左WBが3人もいます。左CBは町田選手と古賀選手がいますし、それなら岩田選手や原選手など右CBの方がバランスが良いと思うんですけどね。ニュースを見ると、紅白戦も杉岡選手などフリーマンを置き、足りないポジションはコーチが務めたみたいです。そういう人選の部分を会見で監督に聞くのはダメなんですかね。最近はポリバレントな選手が多くいますが、単純に同ポジションに2人選手を選ぶ方が納得できます。例えばSBは両サイドできる選手を1人選んで、攻撃の枚数を増やすとかであれば分かるんですけど。
果たしてこの中から本番に何人呼ばれるのか。森保監督は現段階でポジションは未決定だがOAを呼ぶ可能性は高いと仰っていました。個人的にはOAは必要ないと思っていたので少し残念ですが、コパ・アメリカのときの川島選手や岡崎選手のように、精神的にもチームをサポートしてくれる選手が必要だということでした。
ただ、興味深いのは、違う番組では実際にOAとしてアテネオリンピックに出場した小野選手がOAは必要ないと言っていました。少ない期間で融合は難しいと。そうならないために森保監督は既にA代表に東京世代の選手を招集しているのかもしれませんが、豊富なタレントがいるこの世代だけで勝負してほしいのが私の希望です。


Jリーグマリノスが優勝しました。おめでとうございます。
1年を通して超攻撃チームを貫き、結果はもちろん内容も素晴らしく、観ていて面白い素晴らしいチームだったと思います。チアゴ選手など主力メンバーの残留も決まり、早速来シーズンに向けて有名選手や、知る人ぞ知る良い選手を何人も獲得しているので、少し早いですが来シーズンも優勝候補といっていいのではないでしょうか。
大型補強といえば鹿島アントラーズ。鈴木選手や安部選手を失ってなお3位というのはさすが鹿島だと思うのですが、さすがにこれまでの基本的には選手を育てるやり方だけでは厳しいと判断されたのでしょう。メルカリが買収し、監督が変わり、これまでないほどの大型補強ということで少し不安がありますが、ジーコ氏が引き続きチームに残るということなので、基盤が崩れることはないのかなと思います。
そして神戸が天皇杯を優勝しました。おめでとうございます。ACLイニエスタ選手を観れるのは日本だけじゃなくアジアにとって良いニュースですね。決勝も鹿島が怪我人が多く万全の状態ではなかったにせよ、スコア以上の差があったと思います。神戸のことですからACLに向け来シーズンも大型補強をするでしょう。ただACLにも当然外国人枠があるので、可能性は低いでしょうが地元である香川選手が神戸へ戻り、自身の憧れであるイニエスタ選手と共演となれば、日本はもちろん世界中が注目しますよね。結構ここに書いた私の希望が叶ったりするので、あえて書いておきました(笑)


まずはU23選手権。チームの優勝はもちろんですが、個人としても既に海外でプレーしている選手、それからOAを考えると本当に枠は少なく、今回でどれだけ森保監督に、そしてサポーターである我々にアピールできるか。色々なプレッシャーがあると思いますが、それを乗り越え、戦える選手は誰なのか、注目したいと思います。

EAFF E-1サッカー選手権メンバー

12月10日~18日、日本代表は中国、香港、韓国と試合を行います。国内組のみで戦うことを森保監督は明言していますが、気になるのはオリンピック世代の選手たちも招集されるのか。というのも12月28日にジャマイカとの試合があり、来年1月9日からはU-23選手権があるので、12月10日~18日、日本代表は中国、香港、韓国と試合を行います。国内組のみで戦うことを森保監督は明言していますが、気になるのはオリンピック世代の選手たちも招集されるのか。というのも12月28日にジャマイカとの試合があり、来年1月9日からはU-23選手権があるので、U世代の選手たちはオフが少ないんですよね。なのでE-1はオリンピック世代以上の国内組のみで戦う可能性もあると思います。ただ選手には酷ですが先日のコロンビア戦を考えると、出てほしいですね。あと気になるのはフォーメーション。U世代の選手を招集すると仮定して、コパアメリカはU世代が多い中、A代表のフォーメーションで戦いました。いずれにせよメンバーが発表されれば、ある程度フォーメーションも分かると思います。
そこで今回は予想というよりは、私の希望メンバーを書いていきたいと思います。

GK
林彰洋  中村航輔  大迫敬介

FC東京柏レイソルの躍進の原動力は、なんといっても失点数の少なさでしょう。その中で林選手と中村選手の活躍は素晴らしかったと思います。どちらも日本代表選手としての出場はまだ少ないですが、代表正GKになれる素質はもっていると思います。川島選手、権田選手は所属チームで試合に出れていないなか良いプレーができていますが、国内組で試合に出続けている選手には負けないでほしいですね。代表のチーム内競争を高めるためにも、今度継続して招集されるくらい活躍してほしいと思います。特に大迫選手が評価を高め、この若さでA代表の守護神になったら面白いのですが。98年W杯、川口選手は23歳で既に守護神として出場しました。大迫選手も22年W杯時は23歳。素質や最近の経験を考えると、十分あり得る話だと思います。
他には鳥栖の高丘選手やG大阪の谷選手も観てみたいですね。


DF
畠中槙之輔  立田悠悟  町田浩樹  渡辺剛
永戸勝也  杉岡大暉  室屋成  橋岡大樹

これまで継続して招集されている畠中選手を中心に、オリンピックで誰が冨安選手の相棒を務めるのか、の話になってくるのではないでしょうか。コパにも招集された立田選手、クラブで継続的に出場し、評価を高めている町田選手と渡辺選手にしました。他には原選手や岩田選手、瀬古選手もチームで試合に出場していますが、やはり高身長のレフティーというロマン溢れる町田選手、そして林選手同様、堅守のFC東京でレギュラーとして出場し続けた渡辺選手が良いんじゃないですかね。実際ブラジル戦はこの3人で良い守備をしていたと思います。
SBもブラジル代表相手に健闘していた杉岡選手、橋岡選手にしました。どちらも高さと守備力のある選手なのでブラジル選手相手にも負けていなかったと思います。このままチームで出場し続けていれば、オリンピックもほぼ当確なのではないでしょうか。
そして永戸選手。今季のアシスト数を考えれば招集されてもおかしくないと思います。昨年までは良い選手だけど守備に少し不安があるという印象だったのですが、今季は守備力も向上していると感じました。中島選手がサイドを上がり、永戸選手に戻して高精度のアーリークロス。日本の新しい武器になる可能性もあると思います。
他には川崎の奈良選手、神戸の酒井高徳選手を観たいです。確か酒井選手は長距離移動の影響で代表引退されたと思うのですが、国内に戻ってきたのであれば、代表に復帰してくれるのでしょうか。

MF
山口蛍  橋本拳人  大島僚太  矢島慎也  田中碧
仲川輝人  宇佐美貴史  古橋亨梧  遠藤渓太

ポイントは大島選手ですね。惜しくもベネズエラ戦に出番はありませんでしたが、代表で絶対的存在となりつつある柴崎選手に危機感を与えられる選手だと思います。そもそもロシアワールドカップも最初は大島選手の方が序列が高かったのが、怪我をしてしまい、代わりに出た柴崎選手が大活躍をしたんですよね。柴崎選手が素晴らしい選手だということは百も承知ですが、所属チームで出れていない状態で代表の絶対的存在となるのは少し違和感を感じます。そういう状況でも大舞台で活躍できる選手だということを柴崎選手自身が証明していますが、代表のレベルアップにはチーム内競争が必須だと思うので、ぜひ結果を残してほしいです。
そして、それは田中選手にも言えることで、先日のコロンビア戦の敗戦は田中選手不在の影響が大きいという声が多かったですね。守備にも定評がありますから、ぜひオリンピック前にA代表に定着するくらいの活躍を観せてもらいたいと思います。
展開力があり、運動力もある。矢島選手は今シーズンさらに大きく成長した選手だと思います。昨シーズンまでは怪我の影響もあり、なかなか試合に出場できていませんでしたが、今シーズンは安定して試合に出場し、遠藤保仁選手が不在のときも試合を作っていたと思います。
そして、今シーズンを語る上で仲川選手は外せないでしょう。圧倒的なスピード、その状態でも正確なプレーができるテクニック、そして決定力。だけではなく、利き足ではない左でも高精度のシュートを打てる仲川選手はMVP最有力ではないでしょうか。
宇佐美選手もやはりJリーグでは別格かなと思います。国内だけでしか活躍できないのではなく、日本人がいないと本来の能力を出せないんじゃないですかね。事実2部とはいえ、原口選手が同じチームにいたときはドイツでも良いプレーを連発していましたから。オフェンス面で他の選手にはないものを持っているのであれば、無理に守備を求めるのではなく、それを補うチームを作ればいいと私は思います。
他には湘南の齊藤選手、広島の森島選手。既に多くの同世代の選手は海外に挑戦していますが、Jリーグで着実に試合に出続けているこの2人も忘れてはいけません。
それから横浜FCの松尾選手、中山選手。正直に言うと今シーズン途中まで知らず、斉藤光毅選手目当てで試合を観ていたのですが、どちらもプロ初年度にも関わらず大車輪の活躍で、この2人がいなかったら昇格もなかったかもと思ってしまう程の衝撃を受けました。松尾選手はまだ大学生なんですよね。ベテランと若手が融合した良いチームだと思うので、来シーズンのJ1でも暴れてほしいと思います。

FW
永井謙佑  オナイウ阿道  上田綺世

オナイウ選手も今シーズン飛躍した選手の1人ですよね。元々身体能力は高く、最近ではポストプレーや競り合いの技術が向上したように思います。もっと早く招集されてもおかしくない程の活躍をしていたと思いますが、まあ最近の日本代表FWはいかに2列目を活かせるか、がポイントとなってしまっている感じがありますので、森保監督がFWになにを求めているのか、は今度の注目ポイントとなってくるでしょうね。
上田選手と小川選手のどちらを呼ぶかは悩みましたね。最近でいえば小川選手の方がクラブで結果を残しています。長身で技術もある、私の中でタイプ的には浦和の杉本選手と似ていると思います。一方、上田選手は柳沢選手のように動き出し、スペースを作るのがとても上手だと思います。
先日のコロンビア戦は元々前後半と決めていたのか、それとも前半の上田選手の状態をみて後半開始から小川選手を使ったのか。確かに上田選手はあまりインパクトを残せなかったかもしれませんが、それは上田選手というよりチームとして機能していなかった部分が多々あると思いますので、もう一度観てみたいと思い上田選手にしました。
他には西川潤選手。先日のU17W杯でも結果を残しましたが、オリンピックメンバーに入るには、まだまだ結果を残さなくてはならないと思います。少し余談となりますが最近は世間の注目を集めることが難しくなっていると思います。まあ対戦相手の関係もありますが、視聴率もあまり良くはない。そういった状況で西川選手の能力は間違いないですし、なにより若くイケメンなので、あまりサッカーに興味ない方でも観てもらえるのではないかなーと思います。客寄せパンダのように書いてしまい申し訳ないですが、日本サッカーの将来を考えると、そういった部分も重要だと思います。


というわけで、私の考えるスタメンはこちらです。

f:id:t-14:20191126134633j:plain

私の中でイニエスタ選手に一番近い日本人は大島選手なので、古橋選手との連携はハマるんじゃないかなーと思っています。同じチームの山口選手に後ろをカバーしてもらい攻撃に専念してほしいと思います。あとは両サイドのマリノスコンビ。両サイドを切り裂いてほしいと思います。それから上田選手の動き出しと永戸選手のアーリークロス。永戸選手の守備に関しては橋岡選手が少し中に入り3バック気味にもなれますし、空中戦は隣に町田選手がいるので問題なし。うん。想像するだけでワクワクするなー。

11月の代表戦

まずはキルギス戦。結果的には無失点で勝利しましたが、得点はセットプレーのみ、そして権田選手のセーブに助けられましたが危ないシーンが何度もありました。ピッチ状況が悪かったのは確かにありましたが、それはある程度調査済みだったと思います。前々から疑問なのですが、事前の調査はどの程度できているんですかね。私のような情弱は相手の情報などほぼ知らず、どんな選手なのか、どんな戦い方をしてくるのかなんて分からないのですが、今回のキルギスのようなあまり情報が多くないであろうチームに対して、日本代表スタッフはどの程度、事前の調査をしているのでしょう。というのも特にアウェイ戦だと前半はある程度我慢というか、相手のやりたいことを受けた上で相手を理解し、後半疲れた相手に対して攻めている印象を受けます。運良く無失点で済んでいるので良いですが、これで仮に前半のうちに失点してしまったら、それこそ日本の用意しているパターンができなくなってしまう可能性もあります。じゃあ森保監督の用意しているパターンとはなにか、と言われたら正直まだ分かりかねますが。
中島選手ではなく、原口選手がスタメンでした。ここを見ると相手がある程度攻撃力があり、不安とされている中島選手の守備力を考慮して原口選手を抜擢したと考えると、事前の調査通りだったのでしょうか。ただ、それが功を奏したかは正直微妙。逆に起点となる選手がいなかったため、前線でタメを作れず、出しどころに困るシーンを多く見受けられました。
守備に関しても結構やられてましたね。特に日本の左、長友選手のところから攻められている印象をうけました。最近は長友選手のオーバーラップの頻度が減った印象を受けます。中島選手は個人で勝負できる選手なので敢えてしていないのかと思ったのですが、今回の試合でもあまりしていないように思いました。そもそも何度も前線に上がり数的優位をつくる運動量が必要なタイプじゃなくていいのであれば、長友選手じゃなくても良いわけですから。所属クラブで不吉なニュースが流れていましたが、どうなりますかね。個人的には見てみたい左SBが何人かいますが。
まああれこれ言っていますが、アウェイ戦が多かったなか、全試合無失点勝利は素晴らしいと思います。長友選手のポジションも含め、そろそろ新しい選手、戦術を公式戦で試してみても良いのではないでしょうか。


U22日本代表はコロンビア代表と試合しました。これまでA代表で活躍してきた選手たちと、完全アウェイのブラジル代表に勝利したチームの融合ということでA代表より注目度が高かったのではないでしょうか。ただ結果は完敗。単純にコロンビア代表が強く良いチームだったということは間違いないですが、ブラジル戦を観たあとだと残念な試合内容になってしまったというのが正直な感想です。
ブラジル戦ではチームとして全員の意識が統一できていたように思えましたが、今回は個人個人の判断でプレーしているまるで即席チームのようでした。何故これまでやっていたことが森保監督が帯同したらできなくなってしまったのか。そもそも戦術を変えるのであれば兼任の必要があるのか、この世代は良い選手が本当に多く、期待が高かったために疑問に思う部分が多々ありました。
ブラジル戦もコロンビア戦も基本的には引いて守ってカウンター、数少ない人数で攻めきるのが戦術だったと思います。だから堂安選手、久保選手にボールが入ったときに周りのフォローがないといった意見を試合後よく見ましたが、それはある意味当たり前でブラジル戦の三好選手、食野選手も孤立する場面が多々ありました。むしろ私が全選手が堂安選手、久保選手を見すぎている印象を受けました。そりゃ相手からしたらそこだけ気をつけていればいいわけですから、守備は簡単ですよね。今回は碧選手が不在のため、試合をつくる選手がいなかったのも大きかったと思います。ただ、じゃあ特定の選手がいなかったらチームが成り立たないというのはおかしな話で、その状況でも自分のチームをつくることが監督の仕事だと思います。
やはり最も良い改善案はA代表と同じフォーメーションにすることじゃないですかね。
日本の武器である前線の枚数を減らすのはもったいないと思います。コロンビア戦でいえばボランチがゲームを作るタイプではなかったので、久保選手と菅原選手で右サイドからゲームをつくる、キープできる堂安選手を中央に置き前線でタメをつくる。これだけでも違ったんじゃないかと思うんですよね。左を食野選手か前田選手にすればザックJAPAN時代の左右逆のイメージですね。カウンターならカウンターでも良いですけど、Cロナウド選手やムバッペ選手のようなタイプは現段階で日本にはいないんですから、ある程度前線に枚数をかけないと、ずーっとディフェンスのラインは下がったままになると思います。その点、同じカウンターでもロンドンオリンピックの日本代表は戦術がシンプルで良いサッカーをしていましたよね。あのときのキープレイヤーと同じタイプの選手が今のU代表にもいるんですから、それでも良いと思うんですけどね。


そしてベネズエラ戦。まさかの前半での4失点。これはコパのチリ戦に並ぶ森保JAPANの最多失点試合なのですが、どちらの試合にも共通しているのが、テンパってしまい、その間に勢いでやられてしまったパターン。落ち着けばできることができなくなってしまい、ぼろぼろになってしまいましたね。その状態を見逃さず即座に弱点をついてきたベネズエラも素晴らしいですが、それにしてももう少しどうにかできたと思います。
まずDFリーダーがいませんでしたね。植田選手、畠中選手の個々の能力は素晴らしいとは思いますが、コンビとしては改善点がたくさんありますね。特に植田選手は試合前にチームを引っ張る、目の前の敵に負けないと言っていたので、楽しみにしていたのですが、あまりそういったシーンを見ることはできませんでしたね。一番の武器である競り合いにしても、相手はロンドン選手ですから負けるのはしょうがないとしても、競ることすらしないシーンが何度かあり、残念でした。正直今回の試合で少し評価を落としてしまったと思いますが、元々すごい期待していた選手だけに、なんとか化けてほしいと思います。個人的には鹿島に戻ってきたほうが植田選手にとっても鹿島によっても良いとは思うのですが。
植田選手のことばかり書いてしまいましたが、ベネズエラ戦は人は足りているのに失点してしまう最悪のパターンでした。相手はコパアメリカに出ていた選手がほとんどでしたから、圧力に対してラインがズルズル下がってしまっていましたね。あそこはやや強引でも下げちゃいけないですね。そもそも前線での連携ミスからのイージーミスが何度かありラインをなかなか上げづらかったのもあると思いますが。
後半を無失点で抑えられたのは三浦選手が入ったからか。三浦選手はよく喋ってましたね。その効果は確かにあったと思います。あとは山口選手の予測力、奪取力というのはやはり凄いと改めて思いました。ただ、南米選手特有の流して試合を終わらせる感じが後半開始早々から見受けられましたね。
古橋選手はもっと観たいと思いましたね。怪我でもない限りはE-1にも選ばれると思うので、層が厚いポジションを掴み取ることができるか楽しみです。大島選手、オナイウ選手もE-1で観れると良いですね。植田選手は怪我で交代らしく、それで森保監督の交代プランが崩れてしまったそうですが、まあそれは良いとして、チャレンジカップだから前半で大量失点した際に敢えてなにもせず選手の修正力を期待したのか、さすがに監督も選手同様パニックになってしまったということはないと思いますが、正直11月の連戦で森保監督に対する不信感を抱いてしまった人は多くいると思います。


まあE-1やU世代の試合が12月にもありますので、その試合で勝つだけでなく、監督のやりたいサッカーが明確に分かる試合を観せてくれれば、意見が変わると思いますが、なにより今回は監督自身も言っていた準備不足の一言に尽きると思います。それは監督だけの責任ではなく、協会がそもそも兼任する必要があるのか、から再考するべきではないでしょうか。

モンゴル、タジキスタン戦②

10月の連戦で日本代表は勝ち点6をしっかりと手にしました。特にアウェイのタジキスタン戦が山場だと言われていたので、しっかりと勝ちきることができたのはとても良かったと思います。


まずは、モンゴル戦。なんといっても試合前に書いていた空中戦での勝負を多く見れたのはとても良かったです。シンプルかつ効率的に点をとれていましたね。ほとんどのゴールがヘディングという日本代表では少し珍しい試合だったと思います。でも、今の若い選手は身長が大きく、身体能力に優れた選手がたくさんいますから、これからもこういう試合は増えると思いますし、そうであってほしいと思います。これまでのパスワークやドリブルはもちろん、高さを武器にする新しい日本代表を少し観れた気がします。
ただ、それならFWの人選に少し疑問を持ちます。確かに永井選手は速いのはもちろん競り合いの高さ、という点でも素晴らしいものをもっていると思います。ただ、それでしたら好調の鈴木武蔵選手やオナイウ選手、それから武藤選手など、高さや強さが目に見えて分かる選手を呼んでも良かったのではないかなと思います。そういった選手は実際に競り勝たなくてもいいんですよ。実際に鈴木選手は競り合い勝つ選手というより、速さで抜け出してゴールのパターンが多いですから。でも、相手からしたら明らかに大きい、強い選手がいるだけで警戒せざるをえませんからね。


MOMは文句なしで伊東選手でしょうね。モンゴルの選手はあの速さ、強さは今まで経験したことがなかったでしょう。中島選手もこの試合はシンプルにクロスを多用して、これまでのサイドから中に切り込み狭いエリアで勝負する日本代表とは違いましたね。どちらも併用して使い分ければ良いとは思いますが、個人的には対アジアでいえばシンプルにクロスで合わせるほうが得点の確率は高いと思います。
遠藤選手は久しぶりの試合だったと思いますが良かったですね。確かまだ移籍してから一度も出場できていないと思いますが、代表初ゴールも決めましたし、この勢いでなんとかクラブで試合に出てほしいですね。
吉田選手も言っていましたが、この試合で一番残念なのは冨安選手の怪我ですね。コパにも出て環境が変わり、ほとんど休めていませんから、いつかはこうなるとは思っていましたが、まさかユベントス戦前に怪我をしてしまうとは。セリエA首位チーム相手、さらに言えば世界最高の選手を相手にする冨安選手を観たかったので残念です。


そしてタジキスタン戦。こちらは特に前半は難しい試合になりましたね。ただ、それでも前半は耐えて後半勝負という共通認識がしっかりとチーム内であったようなので、それは良かったのではないでしょうか。
では、なぜ前半が難しい試合になってしまったのか。まず、私の予想していたよりもタジキスタンは良いチームでしたね。しっかり繋ぐ意識があり、引き分け狙いではなく勝ちにきていました。実際に失点してもおかしくないシーンがありましたし。ただ、それでも戦力差は大きく、結果論にはなってしまいますが、もっと楽な試合展開にできたと思います。
前半、芝の影響かパスがズレてしまう場面が何度もあり、狭いエリアを崩していくプレーができませんでした。吉田選手、植田選手からのパスも成功率はあまり高くなかったと思います。それで逆にカウンターをくらう場面が何度もありましたが、モンゴル戦のスタメン、それから戦い方で挑んでいれば、違ったのではないでしょうか。鎌田選手は身長は高いほうですが競り合いが得意なタイプではない。そして鎌田選手を含め中島選手も堂安選手も足元でボールをもらう使われるより使うタイプの選手、どれほどプロにとって人工芝の影響があるのかは分かりませんが、普段のパス回しができない状況で、その前線では、パスの出し所がなく、結果相手ボールになってしまうのは、ある意味当たり前だと思いました。
結果この試合はすべてクロスからの得点でした。それでしたら、サイドを突破できる伊東選手、それから動き出しがうまい永井選手、浅野選手を最初から起用するべきで、結局中島選手、酒井選手のクロスの質、南野選手、浅野選手の動き出しの質の高さ、個人能力の差で勝利したわけで、チームとしての采配には少し疑問をもちました。


浅野選手の起用には少し驚きました。
私は浅野選手はゴールから一番近い位置で能力を発揮する人だと認識しています。ハリルホジッチ監督時代はサイドの位置で起用され、あまり活躍することはできていなかった印象を受けました。1人で打開できるタイプではないと思うので。
そしてタジキスタン戦も中島選手に変わり、そのまま左サイドでしたね。おそらく前線からのプレスを期待されての出場だったと思いますが、これからも選ばれたとして、どの位置で使われるのでしょう。結果的に点を決めましたし、森保監督の采配が的中したわけですが、なにか腑に落ちないのは私だけでしょうか。これまで通り中島選手の守備が不安で交代ということでしたら、原口選手で問題なかったと思いますし。浅野選手をよく知る森保監督がなぜあの位置で起用したのか知りたいです。


11月に今年最後の国際Aマッチデーがあります。たらればになってしまいますが、ユベントス戦、レアル・マドリード戦を万全の状態で戦っていたら若き日本人選手はどのような活躍をしていたか、まあこんなことを言ってもしょうがないとは思いますが、メンバーがほぼ海外組になった日本代表において、これまでも2次予選から全力勝負だったからといって、常にそのときのベストメンバーを呼ぶ必要があるのか。前にも言いましたが私はその必要はないと思いますし、国内組にも素晴らしい選手がたくさんいるとも思います。なにより、仮に国内組だけ呼んで多少戦力が落ちたとして、そこを補填するのが監督の手腕ではないでしょうか。真偽は分かりませんが、タジキスタン戦の後半、選手の判断で南野選手と鎌田選手の位置を変え、うまくいったと見ました。現状ですと、言葉が悪いですが個人能力が高い選手を起用して、あとは選手の能力任せなのではないかと思ってしまいます。