Jリーグ第1節

遅くなりましたが、ついにJリーグが開幕しました。私には全く当てられる自信がないので、今シーズンの順位予想はしません(笑)

 

よく開幕前に解説者や元Jリーガーが予想をするものですが、終わってみれば全く違う結果になることが多々あります。特にJリーグの順位予想は難しいですよね。去年の柏レイソルのように上位に食い込める選手がいるチームが降格圏に沈んでしまうことは世界的にもありますが、その中でも特にJリーグは多い方じゃないかなと思います。
 

最近は少し忙しく、まだ開幕戦をすべて観れていないのですが、やはり今年もジョー選手は得点王候補ですかね。2点とも素晴らしいゴールでした。あと新加入のシミッチ選手と米本選手も素晴らしい活躍でしたね。新加入選手の風間式サッカーの浸透の早さと選手層の厚さを考えると、好成績を残せる可能性は十分にあると感じました。まあ元々昨シーズン序盤の成績がおかしいと思います。

それにしてもイニエスタ選手、ビジャ選手、ポドルスキ選手の3トップはえぐい(笑)
仮に15年前にこの3トップができていたら、どこが相手だろうと点をとることができたでしょうね。正直、失礼ですが戦力というよりも、ネームバリューで獲得したと思っていたビジャ選手が、思いのほか動けていたことに驚きました。まだ1試合ですし、さすがにイニエスタ選手も驚いていた日本の夏にあの動きができるのかはまだ疑問ですが、素晴らしいシュートセンスを持つ選手なので、あまり動かなくとも遠めからのシュートでゴールを決めるシーンは容易に想像がつきます。まあ懸念点としてはポドルスキ選手も同タイプということで。このタイプの選手を2人使うとなかなかチームとしては厳しいかなとは思います。

逆にセレッソは監督が変わり、山口選手、山村選手、杉本選手と主力どころかチームの柱を失ったにもかかわらず、良いサッカーをしていましたね。船木選手のスタメンは少し驚きましたが、良かったと思います。あとはやはり柿谷選手はセンスの塊だと思いましたし、私はまだ清武選手には日本代表として活躍してほしいと思っているので引き続き頑張って結果を出してもらいたいです。

久保選手は凄かったですね。長谷川監督も言っていましたが、本当に昨シーズンに比べ逞しさというのが身についたと思います。元々持っているシュートやドリブルのスキルに力強さが備わったら、本当に世界トップクラスの選手になるのも夢じゃないと感じさせてくれました。2回程数的優位の状況があり、久保選手ならもっと良い選択ができたのではないかなと思うシーンもありましたが、相手が川崎ということで、主導権を握られる時間が多い試合であの活躍ができたのですから、FC東京が主導権を握る試合のときは、さらに輝く久保選手を見ることができるのではないでしょうか。

残りの試合もこれから観ますが、やっぱりJリーグが始まるのは嬉しいですね。川崎が3連覇を達成するのか、強豪チームがそれを阻止するのか、はたまたJ2から昇格してきたチームが優勝するのか、最初にJリーグは特に順位予想が難しいと書きましたが、他の国のリーグに比べ、どこが優勝するのか分からない、というのはJリーグの魅力のひとつと言えるのではないでしょうか。

 

 

海外移籍について

少し前になりますが欧州の移籍期間が終了しました。アジアカップメンバーからは権田選手と伊東選手、東京オリンピック世代からは中山選手と板倉選手が挑戦します。あとは昌子選手もですね。そして既に海外に挑戦している香川選手と中島選手と乾選手が移籍をしました。先日セルジオ越後さんの香川選手に対してのコメントに乾選手、岡崎選手が反応したことが話題になりましたね。言い方や伝え方は置いといて、私はどちらの意見も正しいと思うんです。

 

海外のチームに行っても試合に出れないなら意味がない。この言い方だとどうしても否定したくなりますが、試合に出れていなかった柴崎選手がアジアカップで試合を重ねるごとに良くなっていったことをみなさんも目にしてると思うので、試合勘はやはりある程度必要かと。

あとは中島選手も言っていましたが、しっかりと自分に合うと確信がもてるチームが理想ですよね。私なんかはどうしてもすぐビッククラブに挑戦してほしいと思ってしまうのですが、自分に合わないチームに所属してもしょうがないですからね。香川選手、乾選手、柴崎選手の様に加入後システムや戦術が変わってしまうこともありますが、これから海外に挑戦する選手には、とりあえず海外にという考えではなく、自分に合う、自分が試合に出れるチームから挑戦してほしいと思います。井手口選手は少しその感じがあったかな。いち早く海外に挑戦したいというのは素晴らしい意気込みだと思います。ただ少し焦りすぎてしまった感じも正直あるとは思います。

 個人的には海外に挑戦するにはやはりその国の言語の事前準備は必要だと思います。喋れなくても結果を残せれば問題ないかもしれません。実際に行って喋れるようになることもあると思います。でも逆に海外のチームの立場で考えればどうでしょう。決して日本人選手の能力の向上のために獲得しているわけではなく、チームのために獲得しているわけです。仮に同じ年齢、能力をもつ日本人選手と自国の選手がいれば当然自国の選手を使いますよね。それであれば喋ることができない選手はその時点でマイナスからのスタートになってしまうと思います。

私が最大のデメリットと捉えているのは、欧州との距離です。これまで多くの海外組が親善試合で帰国し、チームに戻ってコンディションを崩してしまうということがありますよね。逆もまた然りですが。こればっかりはどうしようもないことですし、日本に限った話ではなく孫興民選手が韓国代表であまり活躍できていないのも同様の理由が関係していると思います。長谷部選手がいまブンデスで大活躍され高い評価を受けているのも、代表を引退して良いコンディションをキープできているからというのも要因のひとつだと思います。

言わずと知れた遠藤保仁選手。代表試合出場数No. 1を達成できたのはJリーグで試合に出続け成長し続けたからではないでしょうか。

 

次は海外挑戦のメリットを。

昔から日本代表の試合を見ていると、試合後のインタビューで「自分の予想していたよりも相手の足が出てきた」とか「普段なら通るパスがカットされた」という意見をよく聞きます。実際そうなんでしょうね。私も学生時代に機会があって外国のチームと対戦したことがあるんですが、パターンといいますか、少し分かりづらいと思いますが日本人だったらこうくるだろうというのが通用しなかった思い出があります。印象深かったのは内田選手が以前にシャルケより日本代表のパスのスピードが遅いと話していたことを覚えています。失礼ですが、シャルケは世界レベルのチームであっても世界トップクラスのチームではないと思います。そのシャルケよりも日本代表のパススピードは遅いと感じた様で、これは海外に挑戦した内田選手だからこそ分かることですよね。
同様に海外組の選手はよく普段の練習から激しいということを言います。紅白戦でも実際の試合の様に削りにくるようです。これは日本ではあまり無い環境ですよね。たまに選手同士のいざこざがピックアップされることがありますが世界ではそれが日常茶飯事のようです。ハングリー精神というか、技術だけではなくメンタルの部分も乾選手や岡崎選手の言う成長であったり、もがく部分なのではないかと。ここ最近はJリーグも外国人選手が増えましたが、実際に海外に行って経験することが今後の人生のための良い経験に間違いなくなると思います。
単純にレベルも高いですしね。2部でも各国の代表選手がいる環境ですし、私も出れるチャンスがあるのであればそりゃCLに出たいですよ。
そのチャンスが多いのはやはり海外チームに所属している選手でしょう。 

 

よく日本人の技術力は高いと耳にします。私はまずそこに少し違和感を覚えるのですが、まあよくそう言われることは事実なので今回は置いておきます。技術が高いのにまだまだ強豪国に比べたら海外で活躍している選手が少ない。つい最近史上初オール海外組スタメンになったばかりですからね。ユースチームの段階では日本のチームが世界トップクラブのチームに勝つことが多々あります。先日ベンフィカへの移籍が発表された小久保玲央ブライアン選手もユース時代の国際大会でレアル・マドリードベンフィカ相手に活躍し、実際にオファーを掴み取りました。 
技術が高く、ユースの年代では国際大会で良い結果を残せる。しかし、それがプロになるとなかなか苦戦する。その理由はまずは体格ですよね。プロに比べて体格のハンデが少なく、自分のテクニックが通用する。しかし大人になるにつれて体格に差が出てきてしまい、最初に書いたように自分の予想していたプレーができなくなってしまう。
あとはまだ日本全体として、戦術に乏しいというのは否定できないと思います。帰化選手を多く起用し、体格で劣る上にバルサ式のトレーニングや戦術で鍛え上げられたカタール代表に完敗してしまったのはある意味必然だったのかもしれません。この問題は海外での普段のトレーニングだけでも改善できることだと思います。

名波監督や宮本監督など、日本にも海外を経験した監督が増えてきました。上に書いた体格や日本とは異なる戦術を学んだ監督が増えていくのは良いことだと思います。

 

ここまで書いといてなんですが、結局のところ私には国内と海外どちらが良いのか分かりません。と言うか、どちらにもメリットデメリットはあるでしょう。ただ、自分にもしそのチャンスがあるなら間違いなく海外に挑戦しますし、その挑戦に対してなにか思うのは勝手ですが、他の選手を妨げるようなことはあってはならないことだと思います。

コパ・アメリカ③

コパ・アメリカ②」の続きになります。

GK
中村航輔 小島亨介 波多野豪

DF
昌子源 植田直通 中山雄太 立田悠悟
松原健 藤谷壮  山中亮輔 杉岡大暉

MF
小林祐希 守田英正 井手口陽介 板倉滉

 

 

MF

香川真司ベシクタシュJK

香川選手自身も言っていましたが、さすがにデビュー戦は出来過ぎでしょう(笑)
どちらも素晴らしいゴールでしたが、点差がついての終盤で、スペースがある状態でしたので、試合感というのは少し不安ではありましたが、逆にいうとあの状況で香川選手だったらあのくらいできるというのはある程度予想できていた方も多いのではないでしょうか。さすがにファーストタッチでゴールとFKは予想していませんでしたが。一点目は香川選手の得意技なのかよくあるゴールシーンでしたよね。私程度ではたまたま相手の股を抜けてゴールしているように見えるのですが、これまで何回もこういったゴールシーンを見ているので、あの状況で股を狙っているんでしょうね。決してこの試合だけで言っているわけではなく、まだ香川選手が代表から遠ざかるのは早いというのは間違いないでしょう。


中島翔哉レフウィヤSC
カタールへの移籍を発表した中島選手。皆さんアジア杯前の「日本サッカー新時代」という番組はご覧になりましたか?南野選手、堂安選手が将来のサッカー選手としての目標を語ってるなか、中島選手はサッカー以外の目標を語られていました。元々変人というのは知っていたのですが、もしかすると10代のときに比べて代表や個人の目標に対して志が低くなってしまったのかなとも思ってしまったのですが、果たしてどうなるか。もちろん私も欧州のチームに移籍すると思っていたのですが、レフウィヤSCを調べてみると意外と悪くないのかなとも思ってきました。パリ・サンジェルマンに移籍できるという情報も出回っていますが、それは割とどうでもよくて、私が注目しているのは監督がこれまでモウリーニョ監督の右腕を担っていたルイ・ファリア氏が監督になるということで。評価が高いルイ・ファリア監督に当然欧州は注目するでしょうし、最先端のトレーニングを積むことができる。その状況で結果を出すことが出来れば欧州ビッククラブからのオファーもくるのではないでしょうか。ただ中島選手本人も言う通り、ただビッククラブにいけば良いというわけでもありませんしね。中島選手が成長できると確信して決めた移籍だそうなので、期待しましょう。


久保裕也1.FCニュルンベルク
開幕当初は試合に出れていましたが、最近は出れていないようです。ニュルンベルクでは2列目で出ることが多いですね。チーム自体の調子が良くなく、なかなか難しい状況のようです。ハリルJAPANでは久保選手の良いクロスと高い決定力に何度も助けられましたね。ハリル監督のままだったら久保選手は選ばれていたと思います。オリンピックはチーム事情で出れず、W杯にも選ばれなかった少し不運な選手だと思いますが、今夏で久保選手はどうなるんですかね。確かレンタルだったと思いますので、ぜひコパ・アメリカで活躍してステップアップできるように頑張って欲しいと思います。



伊藤達哉ハンブルガーSV
まだまだクロスの精度や決定力に課題がありますが、抜群のスピードとキレをもち、観ていて楽しい選手だと思います。Jリーグを経由しなかった境遇や、プレースタイルをみると宮市選手と似ていますかね。余談ですが宮市選手がフェイエノールトで出始めた頃は興奮しましたねー。ついに日本人で海外の選手を置き去りにする選手が出てきたかと思ったものです。監督が変わり試合にあまり出れず、最近では新しいポジションを試されているようですが、伊藤選手のスピードとキレはブンデスでも通用していましたし、なんとか酒井高徳選手と共にチームを再び1部にあげてほしいと思います。



FW

鈴木優磨(鹿島アントラーズ
昨年は11ゴール10アシストの結果を残した鈴木選手。顔に似合わずといったら失礼かもしれませんが、巧い選手だと思います。キープもアシストもできる選手で、特にボールを貰う際のターンは上手ですね。惜しくも怪我で辞退となりましたが昨年代表にも選ばれました。大迫選手の不在というのはアジアカップで痛いほど味わいましたので、本人は満足していないでしょうが、今シーズンも少なくとも同様の活躍をされれば、間違いなく代表に選ばれるでしょう。


宇佐美貴史フォルトゥナ・デュッセルドルフ
宇佐美選手に期待するのはもう諦めたなんて意見をよく見かけるのですが、私のようにまだまだ宇佐美選手に期待している方も多くいるのではないでしょうか。気持ちは分からなくもありません。子どものときから期待され、U-17W杯の宇佐美選手はまるでブラジル人のようにブラジルの選手たちを翻弄していましたし、19歳でバイエルンに所属したときは将来どこまで上り詰めるのか計り知れないと思ったほどでした。そう考えると確かに伸び悩んでいるかもしれません。宇佐美選手といえばホッフェンハイム時代の監督に言われた「お前はだれもできないことができるけど、逆にだれでもできることがだれでもできるレベルに達していない」という言葉。最近は守備にも献身的になり、試合にも出場できていますが、個人的には少し不満。過去とはいえ同じ試合に出ていたネイマール選手と遜色ないプレーをしていた選手ですよ。良いじゃないですか。守備なんかしなくたって。逆に守備に走り回ってる宇佐美選手なんか観たくありません。それでは試合に出れないと言われればそれまでですが。宇佐美選手をFWで使う監督が少ないのは何故ですかね。私だったらFW一択です。ガンバ時代パトリック選手と強力なコンビを組んでいました。幸いにも今の日本代表には世界レベルでボールを収めることができる選手がいる。南野選手の代わりに宇佐美選手を一度観てみたいです。



鎌田大地(Kシント=トロイデンVV)
ベルギーリーグで大ブレイクを果たしたわけですが、鎌田選手は鳥栖時代から注目を浴びていましたからね。当初は中田英寿選手の再来と言われていたと記憶していますが、いまはだいぶプレースタイルが変わっていますね。使われる側よりかは使う側という印象だったのですが、いまはより貪欲にゴールへの意識と良いポジショニングを狙っていると思います。鎌田選手も来シーズンはどうなるんでしょうね。フランクフルトに復帰するという記事も出ていますが、強力なフランクフルト前線が来シーズンに移籍等で崩れるとしたら、リベンジしてほしい気持ちもあります。



浅野拓磨ハノーファー96
今シーズン開幕前には結果を残し、期待していたのですが現状はあまり試合に絡めていないですね。浅野選手は確かに少し難しい選手ではあると思います。宇佐美選手もそうかな。浅野選手を活かすには浅野選手が活きるチームにする必要があると思います。あとは試合展開によってですかね。ハリルホジッチ監督は右で使っていましたが、機能していたとは言いづらい内容だったと思います。スピードはあるが、クロスの質や相手を抜ききる技術はまだ足りない。広島時代の青山選手とのコンビは面白かったですよね。一本のパスで相手の裏にボールを送り、一瞬で相手を置き去りにするスピードは圧巻でした。シュートの技術は高いと思うので、真ん中にいて佐藤寿人選手の様に瞬間の勝負に勝つような選手になってほしいと思います。

 

 

以上が私が考えた日本代表メンバーです。

GK
中村航輔 小島亨介 波多野豪

DF
昌子源 植田直通 中山雄太 立田悠悟
松原健 藤谷壮  山中亮輔 杉岡大暉

MF
小林祐希 守田英正 井手口陽介 板倉滉
香川真司 中島翔哉 久保裕也 伊藤達哉

FW
鈴木優磨 宇佐美貴史 鎌田大地 浅野拓磨



スタメンはこんな感じかな。

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改めてこうやって考えてみると監督って大変ですよね。他にも呼びたい選手はたくさんいますが、今回はこのメンバーを選ばせて頂きました。どうですかね。このスタメン。守備が少し不安かな。まあでもなかなか良いチームをつくれたのではないかと自己満足しております。自分だったらこうだな、というのがあれば教えて下さい。

コパ・アメリカ②

コパ・アメリカ」の続きになります。

 

GK
中村航輔 小島亨介 波多野豪

DF
昌子源 植田直通 中山雄太 立田悠悟

 

 

SB

松原健横浜F・マリノス
身長があって運動量があるSBだと思います。昨シーズンのマリノスのSBは変則的な役割を担い注目を浴びました。その中で逆サイドの山中選手がピックアップされがちではありましたが、上がるタイミングやポジショニングなど、チームのバランスを保っていたのは松原選手だと思います。山中選手が浦和レッズに移籍した今シーズンの松原選手には目に見える結果を期待しています。


藤谷壮(ヴィッセル神戸
17歳でJ1デビューをし、爆発的なスピードと運動量がある選手です。攻撃面では輝きを見せていますが、まだ守備に不安がありおそらく今シーズン序盤は神戸の右SBは西選手になるのではないでしょうか。そこから藤谷選手がどう動くか。既にA代表に招集され今シーズンから同じチームになる初瀬選手と悩みましたが、逆に言うと西選手という良いお手本がいるのですから、良い部分を盗んでポジションを奪ってほしいと思います。

山中亮輔浦和レッズ
昨年、日本代表史上最速ゴールを決めた山中選手。しかし残念ながらアジアカップには招集されず。まだ少し守備に不安がありますかね。スピードがありますしクロスの質も高いので、オリヴェイラ監督に鍛えられ浦和レッズで年間通してプレーすることができれば長友選手の後任となれる存在だと思います。


杉岡大暉(湘南ベルマーレ
昨年のルヴァンカップMVPですね。元々はCBの選手なので守備力もあり、レフティーで山中選手よりは少し質が落ちますが、良いクロスをあげることができます。それこそルヴァンカップ決勝の様なミドルシュートもありますし。ただ、立田選手同様たまに凡ミスをしてしまうことがありますね。でもまだ20歳ですから。杉岡選手もサポさんには申し訳ありませんが、海外に挑戦して世界レベルのSBになってほしいと思います。

MF

小林祐希SCヘーレンフェーン
最近はあまり試合に出れていないのかな?本田選手を彷彿させる強い気持ちを持ちながらも、決してエゴイストというわけではなくリンクマンのようなプレーもできる選手だと思います。良いセットプレーを蹴ることができますし。なんでこんなに代表から遠ざかっているのか私には分かりませんし、ほぼ毎シーズン移籍を掲げてなかなか実現できていないようですが、コパ・アメリカで活躍をすれば代表にもさらに上のクラブにもいけると思いますし、なにより小林選手はそういうチームにとっても個人にとっても大事なときに活躍できる選手だと思っています。運とは少し違うかもしれませんが、本田選手はアジア予選やW杯、そしてCLといつも大事な場面で結果を残してきた選手だと思います。私は小林選手も同じ雰囲気を持っていると思っています。


守田英正(川崎フロンターレ
昨年大ブレイクの選手でしたね。申し訳ないですが大学時代の守田選手をよく私は知らないのですが、決してエリートとはいえないサッカー人生を歩んできたようですね。それがプロ1年目で日本代表ですから。本当なにが起こるかわからないですよね。初めてフロンターレで守田選手を見たときに驚いたのが、もう何年もフロンターレに所属しているかのようにプレーをしている様に見えたことです。正直ネット選手が名古屋へ移籍してフロンターレの弱体化を予想していたのですが、まさにいぶし銀といいますか、常に攻守で良いポジションにいてフロンターレの華麗なパスワークや流動性に拍車をかけている選手だと思います。

 

井手口陽介SpVggグロイター・フュルト

ロシアW杯を決めたオーストラリア戦。まず間違いなく井手口選手はW杯に出場すると思ってました。同じ考えの方がほとんどだったのではないでしょうか。しかし、井手口選手はW杯前の移籍期間で海外に挑戦した。これもおそらくほとんどの方が今ではなくW杯後で良いのではないかと思ったのではないでしょうか。結果は現段階では失敗だったかもしれません。試合に出れずに大怪我をしてしまいました。ただ井手口選手もまだまだ若い。まずはじっくり治して万全の状態に戻すことができたら、井手口選手も世界を舞台に戦える選手だと思います。私は山口蛍選手や井手口選手の様な猟犬タイプの選手が好きなんです。終盤のきつい時間でもチームのために走れる選手。味方にいたら頼もしい限りですよね。そして、猟犬タイプで真っ先に思い浮かぶのはガットゥーゾ選手。ACミランとは言わないまでも、井手口選手にはプレースタイルにも合うでしょうし、いずれイタリアに挑戦してほしいなと思っています。

 

板倉滉(FCフローニンゲン

今シーズンからオランダに拠点を移した板倉選手。ベガルタ仙台ではCBで出場していましたが本人はボランチで勝負したいようですね。プレーを見る限り私もボランチの様な気がしますがU世代でもCBで出ることが多いですね。対人に強いですし身長も186cmと高いのでCBとしても大成する可能性はありますが、割とCBは充実していると思うので私としても板倉選手はボランチで勝負して頂きたいと思っています。まだ現時点で公式戦は出れていないですが、フローニンゲンの練習試合ではボランチとして出場していた様なので、期待したいと思います。

 

 

今回はここまでにしたいと思います。
アジアカップでも怪我で最終的にボランチが2人しかいない状態になってしまいましたので、西野監督ではないですがポリバレントな選手を多く選出しています。こう考えると東京オリンピック世代の選手は複数のポジションを高いレベルでプレーできる選手が多いですよね。改めて今回の様に東京オリンピック日本代表メンバーの予想はしたいと考えているんですが、オーバーエイジが必要ないんじゃないかというくらい面白い選手がたくさんいるので、選びきれていません。コパにも当然オリンピック世代の選手が選出され、良い経験を積めると思いますので近い将来チームとしても個人としても黄金世代を超える結果を残せるかもしれないと本気で思っています。

 

 

コパ・アメリカ

 日本代表は6月にコパ・アメリカに参加します。ウルグアイエクアドル、チリと戦うわけですが気になるのはやはり誰が選ばれるのか、ですよね。Jリーグの期間中ですし海外組のアジアカップメンバーはおそらく強制力がないため、招集することができない選手も多くいる。さらには同時期にはU-20W杯があるため、鹿島の安倍選手やFC東京の久保選手も呼べないと思います。
今回は私の考えるコパ・アメリカメンバーを書きたいと思います。招集の条件としては

アジアカップメンバー以外
Jリーグの選手は各チーム1名
③現時点での怪我、コパ・アメリカまでのコンディションは無視

で考えていきたいと思います。もちろんアジアカップに選ばれた国内外の選手がクラブの許可を得ることができれば選ばれるでしょうし、これはあくまで森保監督の招集する選手の予想ではなく、私だったらというお話ですので、予めご了承下さい。

 

GK 

中村航輔柏レイソル
W杯にも選ばれ、森保JAPANでも当然選ばれる選手だと思っていましたが、二度の脳震盪で試合に出れず、最近は代表から遠ざかってしまっています。ただセービング能力は素晴らしいですし、身長が低いのが少し気になりますが、これからの日本代表に選ばれる可能性は非常に高いと思います。中村選手は残留決定ですかね?レイソルがJ2で攻め込まれる試合というのはあまり多くない気がしますが、まずはまた試合感を取り戻し、福岡時代の様なプレーを再びJ2で出来れば、一気に日本代表の守護神にもなりえる存在だと思います。


小島亨介(大分トリニータ
現段階での東京オリンピック世代の守護神最有力の選手です。正直私は代表の試合での小島選手しか観れていないのですが、印象としては中村選手と似たタイプなのではないかなと思います。身長はそこまで高くありませんが、セービング能力が高く、安定感のある選手という印象です。東京オリンピック世代では常に選ばれ続けているので、森保監督の信頼も厚いと思います。

波多野豪(FC東京
なんといってもまずは身長でしょう。197cmと世界基準のスケールをもつ選手。波多野選手はFC東京U-23の試合を観ていて面白い選手だなと思いました。ポジショニングやボールを弾く位置などはまだまだ改善できそうですが、素材は間違いないですし、期待を込めて。同世代の山口瑠伊選手と悩みましたが、波多野選手にしました。

CB

昌子源トゥールーズFC
早速リーグ・アンでスタメンを確保している昌子選手。ただやはりJリーグではあまり見なかった抜かれ方やポジショニングをしていますね。良い意味で悪戦苦闘していると思います。W杯でも素晴らしいプレーをしていました。語弊があるかもしれませんが、仮に昌子選手がブラジル人だったら、W杯後はもっと今より市場価値が上がっていたと思います。そのくらい良いプレーをしていました。昌子選手もこれからの日本代表にまず間違いなく選ばれるでしょうし、さらにいえば吉田選手からDFリーダーの座を奪うほどの活躍をしてほしいと思います。


植田直通サークル・ブルッヘ
移籍後の植田選手をあまり観れていないのですが、出たり出なかったりという感じのようですね。高くて強くて速い。素材は間違いなく日本の中でトップクラスですし、なによりあの面構えはすごいですよね(笑)GKとDFって能力はもちろん面構えも大事だと思うんですよね。味方からしたら頼もしい、相手からしたらビビるような面構え。実は物静かで優しい性格のようですが、植田選手は日本代表に選ばれ続けていましたがなかなか出場することができない状況が長かったので、これからに期待したいです。個人的には思い出したくもないベルギー戦。フェライニ選手が出てきてパワープレーをしてくると誰もが容易に想像できたのですから、長友選手を一列上げ、乾選手に代えて植田選手が出ていれば、結果は変わっていたのではないかなと思ってます。


中山雄太(PECズヴォレ
東京オリンピック世代のキャプテンを担うであろう選手。私のいま好きな選手のひとりです。U代表では冨安選手とCBを組み、観ていて非常にバランスのとれた面白いコンビだったことを覚えています。対人に強くテクニックに優れたCBという印象で、他にもSBやボランチもできます。昨シーズンの終盤はボランチで得点もしていました。私は中山選手にはボランチで育ってほしいと思います。ある程度身長があり、囲まれても落ち着いて対応できるスキルがあり、パスセンスもシュートレンジもある。レフティーというのも魅力があります。ただ、PECズヴォレは現時点で中山選手をCBで考えているようで。長谷部選手の後釜は現在遠藤選手が第一候補ですが、中山選手もそこに食い込める能力を持っていると思います。


立田悠悟(清水エスパルス
清水ではSB、U代表ではCBを担っている選手です。身長が189cmあり、パスセンスもある選手です。CBというのはひとつのミスで即失点をしてしまうポジションです。そういう意味ではまだ立田選手は少し危ない。代表でも清水でも安易なミスから失点をしてしまうことがありました。ただ、冨安選手を観てしまってるので感覚が少しマヒしてしまっているかもしれませんが、まだまだ20歳。吉田選手を悪く言うつもりはありませんが、吉田選手も20歳の頃はまだ線が細く、ミスをしてしまう選手だったと思います。それがいまやサウサンプトンのキャプテンを務めるほどの選手となりました。清水サポさんには申し訳ありませんが、海外に挑戦してほしい選手のひとりです。

 

長くなってしまいましたので、続きはまた改めて書きたいと思います。こうやって選手選考やフォーメーションを考えるのって楽しいですよね。もしよろしければまた見て頂けたらと思いますし、自分だったらというのがあれば教えて下さい!

カタール戦

日本代表、惜しくも準優勝。いやー、残念ですね。悔しい。本当に悔しい。イラン戦と同じく戦力でいったら、どちらが勝ってもおかしくない試合だったと思います。予め言っておきますが、私は森保JAPANを支持してますし、仮に今回の結果で森保監督の進退を問うような状況になったら異議を唱えます。それを踏まえて今回のカタール戦の感想とこれまでのアジアカップの疑問に思った点を書きたいと思います。

 

今回の敗因は運だと思います。アフィフ選手を捕まえきれないというのは確かにありましたが、アリ選手のオーバーヘッドはアンラッキーだったと思うしかないでしょう。
吉田選手はしっかりとブロックしていましたし、シュートの威力は弱かったですが、おそらく権田選手はブロックしてくれた吉田選手で逆にボールが見えなかったため、反応が遅れてしまった。なにより蹴ろうと思っても、なかなかあのコースに蹴るのはプロでも難しいでしょう。


2失点目は前日記で予期していたことが起きていましたね。逆に言うと、一番予防できた失点であるともいえるのではないでしょうか。間違いなく韓国対カタールの試合も日本代表は観たはずです。なのに、同じ選手に同じように失点してしまった。詰めの甘さというのは日本代表の深刻な問題の1つだと思います。以前からJリーグを観ていても、日本代表の試合を観ていても、詰めの甘さというのは気になっていました。いかに日本人のミドルシュートの意識が低いかを表していると思います。それはディフェンスはもちろんオフェンスも。ミドルシュートを打とうとする日本人選手ってまだそんな多くないですよね。私がパっと思いつくのはオランダに渡ってからの本田選手と中島選手くらいでしょうか。堂安選手もミドルシュートの意識が高い方ではあると思いますが、まだ二人に比べると足りない。
日本人選手の多くは打てる場面でもパスをする。打てるスペースがあるのに、わざわざドリブルを始めて自らスペースを消してしまう。そういう印象をうけます。もちろん打つよりもパスの方が良い場面もありますが。

 

南野選手の得点は良かったですね。やっと決めてくれました。間違いなく、あの時点で既にカタールは防戦一方で残り時間を考えても十分逆転する雰囲気でした。ただ、吉田選手がハンドをしてしまい、PKで1-3。結果論にはなりますが、仮に長谷部選手があの場にいたら、日本代表は逆転していたのではないかなと思ってます。長谷部選手の能力というわけではなく、今の日本代表はチームとしてまだ若く、まだ時間もあったので落ち着いてプレイできれば良かったのですが、早くもう一点とろうと意識しすぎて逆に崩れてしまった印象を受けました。

 

就任前から言われていたことなので今更だとは思いますが、森保監督の交代のタイミングはもう少し早くできたかなとは思います。また、もちろん素晴らしい選手ではありますが堂安選手は昨日あまりうまくいってなかったと思います。武藤選手、大迫選手でうまくいっていましたし、二人とも競り勝てる選手なので、原口選手ではなく、堂安選手と伊東選手を変え、シンプルにサイドから上げて大迫選手、武藤選手に合わせるべきではなかったかなと思います。
あとは終盤のフォーメーションはどうなっていたんですかね。4-1-3-2の様になっていましたかね。これってどうなんでしょう。もちろん点をとるためにあの戦略をとったのでしょうが、選手に戸惑いを感じられましたよね。ああいう場面でパワープレーなら分かりますが、極力システムを変更するのは良くないと思います。

 

今大会、左は原口選手が担っていました。おそらく乾選手より上下運動、守備の部分で優れているので、起用されていたと思うのですが、仮に中島選手がそのまま試合に出ていたら、どうなってたんですかね。中島選手はどちらかというとタイプ的には原口選手より乾選手と同じタイプだと思います。で、あれば昨年までのサッカーでアジアカップを戦うつもりだったとしたら原口選手より乾選手を出すと思ったんですよね。乾選手のコンディションが良くなかったのかもしれませんが、交代で出てくるのを見た限り悪くないように感じました。ベトナム戦で乾選手と一緒に出たときに堂安選手が生き生きとしていたのも印象に残っています。

 

うーん。残念ですね。まあしょうがない。間違いなく日本代表にとって良い経験になりました。3月にはコロンビア戦があり、コパアメリカもある。まだまだ成長段階の日本代表に期待しましょう!

イラン戦

遅くなりましたが、決勝進出おめでとうございます!いやーとても気持ちのいい試合でしたね!点差程の実力差はなかったとは思いますが、集中し続けていた、まさに前日記に書いたように、勝ちたい気持ちの強い日本が勝った、というところでしょうか。
皆さんにとっても、これまでで一番観てて面白い試合だったのではないでしょうか。サウジアラビア戦のように守りに徹する可能性もありましたが、イラン戦は相手の長所を消すというよりは、これまで森保JAPANでやってきたことを貫いた感じですかね。

それを可能にしたのが、なによりエース大迫選手の先発復帰でしょう。本当に大迫選手の存在は怖いくらいに必要不可欠になってしまっています。チームのエンジンというとボランチを想像してしまいますが、まさに大迫選手はエンジン。ボールキープはもちろん大迫選手にボールが入ることによって、他の選手が動き始める。そこまで単純な話ではないと思いますが、これまでの苦戦は大迫選手がいたらもっと楽に勝ち進めていたとすら感じてしまいます。

あとは冨安選手。吉田選手も素晴らしかったのですが、アズムン選手をほぼほぼ完璧に抑えてしまいました。速くて高くて落ち着いてるし、仮にカタール戦でも活躍して優勝できれば最年少MVPも十分狙えると思います。あえて気になる点を言えば冨安選手って実はヘディングがあまり得意ではないかもしれませんね。U-17日本代表の頃から観ていて、ヘディングをする際の位置とジャンプのタイミングはまだ少し改善の余地があるのかなと個人的には思ってます。プレー以外はほぼ知らないので、もしヘディングが得意と本人が言っていたらすみません。
ただ、皆さんご存知の通りまだ20歳ですからね。視聴者目線でいうと、正直吉田選手より落ち着いて観れると思います。近い将来ステップアップは間違いないでしょう。

 

開幕当初に不安視されていた柴崎選手、南野選手の復調も大きいですね。特に柴崎選手はロシアW杯のときと遜色なくなってきたと思います。機転のきいたパスやインターセプトからの前線を追い越す動きは素晴らしいと思いますし。なによりあの憎たらしい程の落ち着きはかつての日本代表の心臓、遠藤保仁選手を彷彿させます。
南野選手も得点こそとれていないものの、3点すべてに絡んでますし、決勝戦まで点をとるのを我慢していたと期待してます。まあ得点がなくてもあのプレッシャーと推進力でどれだけチームが助けられているかは一目瞭然ですが。

アジア最強、負けなしと謳われていたイランに勝ちましたし、おそらくカタールよりイランの方が強いとは思います。ただイランより楽か、といえばそうでもないようで。
得点ランキング首位(8得点)のアリ選手と、アシストランキングの首位(8アシスト)アフィフ選手が要注意なのは間違いないですが、良いミドルシュートを打つ選手が結構いる印象を受けました。日本は今大会通して詰めるのが少し甘いと思います。これまでは相手のシュート精度や相手が打てるのにパスを選択していたので、助かっていましたが、カタール戦では柴崎選手、塩谷選手にはこれまでよりあと一歩前に出てもらう必要があるかなと思います。


また、カタール代表サンチェス監督にアリ選手含むカタール代表選手の多くは、U-19やアカデミー時代から学んでおり、成熟度でいえばイラン代表より高いともいえます。おそらくこれまでの試合を見る限り、試合中でも状況によってフォーメーションを変更していました。柔軟性や戦術理解度も高そうです。また、ほとんどが国内リーグ所属だったかと思います。


書いていて少し不安になってしまいましたが、もちろん日本が勝っている部分も多くあります。まずは集中力。中東の選手は何故か自ら崩れていくパターンが多いですよね。そう考えるとカタールもイランと同じく無失点で決勝まできているので、日本が早い段階で先制点をとることができれば、慌てて崩れてくれるかもしれません。
日程でも日本はカタールより1日多く休めていますし、最終決戦ですからこれまで以上に前線からのプレッシャーは効いてくるでしょう。カタール代表はイラン代表よりテクニックはないと思います。イラン戦の原口選手のゴールのときのように、高い位置でボールを奪って効率的に点をとるショートカウンターで挑んでほしいと思います。

泣いても笑っても最後の試合。チーム全員で全力で戦う美しいチームを誇りに思いますし、ぜひとも優勝してほしいです!頑張れ!日本!!